チャリティーは有料で?無料で? ムムム・・・さて?

10/12付 「〜灯りを求めて〜チャリティーコンサートを終えて」
の記事。

『豊島区の障害者福祉サービス地域生活援助の「移動支援」が
10月から支給されることになったので早速申請してみたのだが、
今回のようなチャリティーコンサートに出演する為には使えない
のだそうだ。
全額自費でということなので、ヘルパーさんの人件費や車いす
リフト付介護専用車の使用料などをコンサートの制作経費から
出してもらったが、その分寄付金が減ることになってしまった。』

上記の部分について、言葉足らずで誤解を招く恐れのある稚拙な
文章で申し訳ありません。改めて詳しくご説明させていただきます。


障害者福祉サービスの公的資金「移動支援費」が支給されないのは、
ひと言で言ってしまえば“有料”チャリティー(募金)コンサート
だったからです。会費といえども、対価が支払われ収益が上がる
事業なので公的資金は使えません、ということです。
このコンサートが入場“無料”で、入り口脇にでも募金箱か何かが
あって、おいくらでも結構です浄財をご寄付くださいと云う事だっ
たらOKということ。


ただもう一歩踏み込んで皆さんにお考えいただきたいのは、“有料”
の場合は、その収益の中身が大概の場合公開されると云う事です。
されない場合には、資料開示請求ができます。何が経費で、その
経費に幾ら使われ、最終的に幾ら寄付されたのかわかる透明性が
あります。


“無料”の場合はどうでしょう?
人やモノが動くイベントを開催するのに、経費を掛けないで出来る
なんて誰も思われないでしょ?
経費は浄財にあり!

何人の方がご寄付されたのか、誰が幾らで誰々は幾ら・・・など、
総額は発表されても中身は分かりません。公開の義務もありません。
皆さんの“お気持ち”が人知れず経費としてじゃぶじゃぶ使われて
いたりなんてね、意外な盲点かもしれませんよ。